榎本公園



国道275号線(空知国道)と国道12号線を結ぶ国道337号線(対雁通)の脇、
運動公園と337号線を挟んで南にあります。
周りは工業団地になっており、地元の方でもこの公園の存在を知らない方が多いようです。
JR線沿いからも離れており、バスも通らない道なので、
車で行くことをオススメします。





豊平川は、かつては江別の発祥の地対雁(ついしかり)にその石狩川への河口がありました。
対雁も津石狩から名前が来ているとのことで、この地は水路の要衝であり、鮭が獲れ、その交易で栄えた場所です。

 ところが、鉄道が出来て石狩川の持つ交通の重要性が失われ、川沿いの集落は鉄道沿線に移ることになると同時に、
コレラの流行で多くの死者が出、この地は衰退していったのです。
対雁の村落は江別村の元江別となり、その後江別市の対雁地区として組み込まれました。
明治維新政府と戦った幕臣榎本武揚が、後に開拓使からこの辺の土地を
払下げてもらい、農場経営を行ったことから榎本公園の名が付きました。
公園内の石組みの円柱の上に、騎馬姿の榎本武揚が設置されています。
この台座は、五稜郭をイメージしてか、五角形の星型をしています。


(2008年1月9日UP)

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